医療法人社団 筑陽会 こひなたクリニック
皮膚科Q&A

皮膚科Q&A

皮膚科専門医としての正確な診断と、患者様の体質に合わせたオーダーメイドの治療を心がけています。
軽い皮膚のトラブルについてもお気軽にご相談ください。

蕁麻疹(じんましん)

Q1)どのような病気ですか?

皮膚の深い部分でアレルギー反応がおこり、皮膚表面に赤み、腫れ、かゆみを生じるのが蕁麻疹です。
短時間で皮膚症状の消失と出現が繰り返されます。
そのため、診察を受ける時には皮膚症状が無いということもよくあります。
放置すると治りにくくなりますので、早めに治療を開始しましょう。

Q2)どのような治療がありますか?

抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤の内服薬(抗アレルギー剤)が第一選択です。
症状によって選択する薬剤が異なりますので、医師とよく相談しましょう。
また生活指導も重要です。

Q3)生活上の注意はありますか?

血液の循環が良くなり、からだがほてるような状態になるとかゆみが強くなります。
高い湯温の入浴、アルコールや刺激物(香辛料)の摂取はかゆみをひどくします。
からだを締めつけるような衣服もよくありません。
また規則正しい生活で、睡眠不足などのストレスを避けましょう。

アトピー性皮膚炎

Q1)どのような病気ですか?

痒みを伴い慢性的に経過する皮膚炎(湿疹)です。

Q2)原因は何ですか?

皮膚の生理学的異常(皮膚の乾燥とバリアー機能異常)があり、そこへ様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えられています。

Q3)どのような治療がありますか?

主に①外用薬(ステロイド、免疫抑制剤、保湿剤)、②内服薬(抗アレルギー剤、漢方薬)の2つがあります。
これらの治療を組み合わせながら、スキンケア・生活指導も同時に行っていきます。
皮膚炎の症状が強い時にはステロイド外用剤を効果的に使用し、症状が良くなったら保湿剤など皮膚に負担のかからないものに変更していきます。
免疫抑制剤軟膏(プロトピック、タクロリムス)は、中程度のステロイドの効力がありながら、ステロイドの副作用を避けることができる外用薬です。
ただし外用時に紫外線を避ける必要があるなど注意しなければならない事が多く、医師の指導が重要です。また内服薬(抗アレルギー剤、漢方薬など)の併用も効果的です。体質に合った内服薬を継続する事で、ステロイドの外用量を減らすことが可能です。

イボ(尋常性疾贅)・水イボ(伝染性軟属腫)

Q1)イボと水イボの違いは?

異なるウイルス感染で引き起こされ、それぞれ症状が違います。
ヒトパピローマウイルスで生じるいぼ(尋常性疾贅)は硬いいぼ。
手足にできるとタコや魚の目と見分けがつかないことがあります。
年齢に関係なく発症します。
伝染性軟属腫ウイルスで生じる水イボは柔らかいイボ。
小児のからだ、四肢、特に下腹部や太ももなどやわらかい部分によくできます。
免疫がつく十代以降は、罹りにくくなります。

Q2)どのように治療しますか?

イボ(尋常性疣贅)はマイナス196度の液体窒素で冷凍凝固させ治療します。
放っておくと大きくなり数も増えるので治療が難しくなります。
早めに治療しましょう。通院は理想的には週1回。
治療半ばで放置するとウイルスが再び増殖しもとにもどってしまいます。またイボコロリなど市販薬での治療は、原因となるウイルスが生き残るので治りません。水いぼ(伝染性軟属腫)は、やわらかいので専用のピンセットでつまんで除去します。4歳以上の小児は、痛みをやわらげる局所麻酔シールを約30分貼ってからの施術も可能です。ウイルスは周囲に感染し水イボの数が増える事が多く、少ないうちに除去する事をおすすめします。

伝染性膿痂疹(とびひ)

Q1)どのような病気ですか?

湿疹や擦り傷に細菌が感染して発症します。
患部を掻いた手を介して、火事の時の飛び火のように紅斑や水疱が体や手足に広がります。人にうつる病気です。

Q2)どのような治療がありますか?

抗生物質の内服および外用が必要です。
患部が湿っている場合は、ガーゼで保護します。
放置すると拡大しますので、早めに治療を開始しましょう。

帯状疱疹

Q1)どのような病気ですか?

身体の中に潜伏している水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で発症します。
このウイルスは、子供の頃に水痘(水ぼうそう)として感染し、その後体内にとどまり潜伏します。そして体力や免疫力が低下した時に、帯状疱疹のかたちで発症します。

Q2)どのような症状ですか?

顔面、からだ・四肢の片側に痛みを伴う紅斑・水疱が出現します。
その部分を支配する神経の走行に沿って水疱は帯状に配列します。
顔面の帯状疱疹の場合、角膜ヘルペスや顔面神経麻痺を合併する事があり、眼科、耳鼻科の受診が必要となります。
また高熱・頭痛・首の硬直などの全身症状がある場合は髄膜炎の合併の可能性があります。この場合は入院が可能な総合病院を受診する必要があります。

Q3)どのように治療しますか?

抗ウイルス剤を7日間服用します。内服は初期に開始した方が効果があります。
痛みに対しては消炎鎮痛剤(ロキソニンなど)を一緒に内服します。
1週間から10日間程度で、水疱がかさぶたになればウイルスの活動は沈静化し治癒となります。ただしウイルスは神経にダメージを与えるので、帯状疱疹後神経痛が残ることがあります。神経痛に対して消炎鎮痛剤(ロキソニンなど)の他に神経因性疼痛治療薬(リリカ)を内服します。
症状がひどい場合は痛み治療の専門科(ペインクリニック)をご紹介しています。

Q4)生活上の注意はありますか?

帯状疱疹の症状が激しい時は、過労、ストレスを避け、よく身体を休めましょう。
また、帯状疱疹後神経痛は、冷やすことで悪くなります。患部を冷やさないようにしましょう。

足白癬・爪白癬(みずむし)

Q1)どのような病気ですか?

白癬菌が足の皮膚や爪に感染して発症します。
剥けた皮膚や、変色した爪の一部を採取し、顕微鏡で検査すると白癬菌が認められます。白癬菌に感染すると皮膚のかゆみやかさつき、爪の肥厚、白濁変色が生じます。

Q2)どのような治療がありますか?

足白癬には、抗真菌剤を1日に1~2回連日塗布します。
爪白癬には、飲み薬が効果的です。治療期間は3~6か月間です。
ただし肝臓に負担がかかる薬剤なので、肝機能に異常がある方には処方できません。
治療中も定期的に採血し肝機能のチェックを行います。
近年は爪専用の塗り薬が開発され、飲み薬での治療が困難な方におすすめしています。

円形脱毛症

Q1)どのような病気ですか?

前触れ無く、突然円形で境目がはっきりとした脱毛斑が生じる病気です。
多発する場合は脱毛斑が融合し、より重症な汎発型の脱毛症へと進行する場合があります。重症の場合は、頭部全体の脱毛のほか体毛の脱落が生じる事があります。

Q2)原因は何ですか?

毛包を標的にした自己免疫病と考えられています。
成長期の毛包を自分のリンパ球が攻撃し、その結果毛包が破壊され脱毛が生じます。
そのため初診時には、免疫異常で発症する甲状腺炎や膠原病の合併がないか、血液検査をすることをおすすめしています。

Q3)どのような治療がありますか?

外用療法(ステロイド、塩化カルプロニウム)、内服薬(セファランチン、グリチロン)、局所注射療法、光線療法、冷凍凝固療法などがあります。

ウオノメ(鶏眼)・タコ(胼胝:ベンチ)

Q1)どのような病気ですか?

ウオノメやタコは、足の特定の場所に持続的に圧力がかかり角質が厚くなることで発症します。タコは皮膚の表面の角質が部分的に肥厚したもので、痛みません。
ウオノメは肥厚した部分にさらに圧がかかって硬くなり、芯をもっているため、歩く時に痛みがあります。

Q2)どのような治療がありますか?

定期的に厚くなった患部の角質を削り処置します。
特にウオノメの痛みを我慢して無理な歩行を続けると、姿勢が悪くなったり腰痛が生じる事があるので注意が必要です。

尋常性ざそう、膿疱性ざそう

Q1)どのような病気ですか?

顔、背中、胸などの汗や皮脂の分泌が多い部分の毛孔に生じるいわゆる「ニキビ」です。
炎症が乏しいものが尋常性ざそう、炎症を伴い膿を貯めたものを膿疱性ざそうと言います。

Q2)原因は何ですか?

皮脂(皮膚のあぶら)の分泌が多いことと毛穴の先が詰まることで、毛穴の中に皮脂がたまり面皰(めんぽう)がつくられます。
皮脂の豊富な面皰の中でアクネ菌が増殖し、炎症を起こして赤いぶつぶつしたにきびや膿がたまったにきびを引き起こします。
それに加えさまざまな要素(ストレス、睡眠不足、偏食など)が関係しています。

Q3)どのような治療がありますか?

細菌感染や炎症が強い場合は、抗生物質の外用剤・内服が効果的です。
そして炎症がひいたところで体質に合った漢方薬を選択し、抗生物質の長期内服を避ける方法もあります。
また炎症が少ない場合には、それ以上症状を悪くしないよう毛穴のつまりを取り除く、ケミカルピーリングと同じような作用のあるアダパレン(ディフェリン)や過酸化ベンゾイル(ベピオ、デュアック)の外用をおすすめします。
ただし敏感肌の方には赤みやかゆみ、乾燥と言った副作用が生じる事があり、治療の際には医師の指導が必要となります。
薬物の治療以外では、日常のスキンケアが非常に重要となります。
規則正しい生活、食事、化粧品の選びかた、洗顔法など、その方のライフスタイルに合わせたトータルケアを提案します。

尋常性白斑

Q1)どのような病気ですか?

突然円形で境目がはっきりとした脱色素斑(白斑)が生じる病気です。
皮膚のメラノサイト(色素細胞)が何らかの原因で減少・消失し、皮膚の色が白く抜けていきます。

Q2)原因は何ですか?

明かな原因は確定していませんが、免疫の異常で自分の色素細胞を攻撃してしまう自己免疫性の障害、酸化ストレスによる障害、疾患感受性遺伝子の存在などが原因として考えられています。

Q3)どのような治療がありますか?

外用療法(ステロイド、タクロリムス、活性型ビタミンD製剤、塩化カルプロニウム)、内服薬(セファランチン、グリチロン)、光線療法(ナローバンドUVB、エキシマライト)、冷凍凝固療法などがあります。
なお当院ではナローバンドUVBによる光線療法を行っています。

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